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プロデューサー:カイ・ヌールドベリ(1968年生・フィンランド出身)

1989~1994年には、ベルリンで外国特派員や写真家として働いていた。一方で1989年にベルリン自由大学に入学し、映画やテレビ、ジャーナリズムを学ぶ。その後、映画への興味を募らせ、監督兼プロデューサーとしてオリジナル映画の製作を開始。現在は1996年に創業された製作会社メイキング・ムービーズのCEOも務めている。会社の設立以降、監督、そしてプロデューサーとして100本以上の映画を製作してきた。

プロデューサー:カールレ・アホ(1968年生・フィンランド出身)

ヘルシンキ大学で修士号を取得。1998年以降、メイキング・ムービーズにて映画やテレビ番組を製作。フィンランド・アカデミー賞を6回、テレビドラマ向けの賞を1回、短編映画向けの賞を2回受賞している。メイキング・ムービーズ の共同創業者であり、2008年にはカイ・ヌールドベリと共に、フィンランドにおける“プロデューサー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた。

監督:ユッカ・ヴィドゥグレン

2000年代前半に、CMディレクターとしてキャリアを開始。以後、ミュージックビデオや短編映画などを製作してきた。代表作の「Dr. Professor’s Thesis of Evil 」は数々の国際映画祭で上映され、ロサンゼルス国際短編映画祭ではオープニングナイトを飾った。『へヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』は初の長編映画である。

監督:ユーソ・ラーティオ

15年近くCMやミュージックビデオを製作。映像においても写真においても、視覚的に極めて美しいアートワークやビジュアルを生み出すことで知られている。音楽や美しい絵画、そしておバカなコメディを愛する彼が、満を持して長編デビュー作『へヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』にすべての情熱を注ぎ込んだ。

2人の監督からのメッセージ

この映画を撮りたいと思った理由は主に2つあります。1つ目の理由は、本作に出てくるようなバンドマンたちのストーリーも語られるべきだと思ったことです。音楽に大きな情熱を持つ田舎者など何の面白みもないと思われがちでしょうが、実際は多くのインスピレーションを与えてくれます。彼らは金持ちや有名人になる見込みも薄く女性にもモテないかもしれませんが、あの音楽を奏でることができるのです。音楽を愛する気持ちだけでね。名声が大きくものを言い、売り上げとルックスが重視される現代の音楽業界において、彼らのようなバンドはブレない正真正銘の芸術という点で最後の砦と呼べるかもしれません。2つ目の理由は、フィンランドに笑える映画がほとんどないことです。含みのあるインテリなネタにほくそ笑むのではなく、腹を抱えて思いきり笑えるという意味でね。理屈づけられたユーモアではなく、人の顔面にゲロをブチまけるというような単純な笑いを届けたかったのです。 腹がよじれるほど大爆笑したい人に見てほしい作品です。フィンランドの人々も笑いを求めています。

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